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「お出かけですか」と "How are you?" の共通点

「つまらないものですが」という表現が教科書に出てくると、生徒達は「え?つまらない?Boring? A boring thing?! どうしてそんなこと言うんですか。」と不思議がる。
「つまらない」を常にboring = [退屈な、面白みのない] と解釈していては、辻褄が合わなくなることもある。ここでいう「つまらない」は「ささやか」に近い。コトバを常に文字通り訳してしまうと、誤解のもとになることが多い。日本に住む外国人が大家さんや近所の人に「お出かけですか。」「どちらまで?」と毎日のように聞かれるのが「プライバシーの侵害」だと憤慨することがあるらしい。これは別に本当に行き先を知りたいわけで聞いているわけではないことに気づかないからだ。ゆえに、日本人なら「ええ、ちょっとそこまで。」と答えるだけだ。

英語でも、日本では”How are you?”” I'm fine, and you?” というのをセットで習ったものだが、実際オーストラリアに来てみると、How are you? に何も返答がなく、にこり、とされるか又は「殆ど無視」されて終わることが多い。つまりこれも「お出かけですか。」と同類の、無言では気まずいからちょっと何か言って、コミュニケーションをとるということだけなのだ。

もう一つだけ、例を挙げよう。何年も前、こちらにご主人の転勤で来た日本人の奥さんに英語を教えたことがあった。彼女の英語力はゼロに近かった。ある日、彼女は私にこう言った。「先生、聞いてくださいよ。この間、子供のスポーツ祭のようなものに行ったんですけど、よその(オーストラリア人の)お父さんが試合に出ている息子さんを指差してHe is great! なんて言うんですよ。信じられます?自分の子供を偉大、だなんて!!」私は危うく吹き出しそうになった。確かに日本では「グレート」は「偉大」、と習ったものだ。例えばエジソンは偉大である、とか。しかしグレートはもっと気軽に「うまい!」「よくやった!」「ちょうどいい!」といった意味でも使われる。単語一つに訳は一つ、使い方も一つ、と思い込むことは危険である。


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ps
これはうちの弟がこちらにしばらく住んでいた時。「お姉ちゃん、『お前、(考えが)甘いんだよ!』っていうのは英語でなんて言うんだろうね?」と聞かれ、さ〜あ、難しいね、と考えていたら、弟が「お前っ、甘いんだよっ!」と言う勢いで、"You are sweet!!!" と言って大爆笑になった。

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