開始十分ほど前に担当者の部屋に行くと、「あ?今ちょうど十分前ですね。じゃ、面接で聞かれる質問を読んでもいいです。」と紙を渡された。ふーん。もし面接時間ぴったりに来た場合はどうするんだろう?十分前に来い、という指示は全くなかったのに…。質問を読んでみた。第一問「あなたの資格、経験を簡潔に話して下さい。」「簡潔に」が強調されている。きっと誇らしげに延々と話す人が多いので時間が足りなくなって困るのだろう。第二問は、コースをデザインしたり、クラス運営する上で何に気をつけるか。その他三問ほどあったが、殆どが職場での安全、個人情報の扱い、身障者への対処、などに関連していて、言語教育とは全く関係がなかった。これでは例え面接の準備をしていても、ヤマがはずれたと思う。私は適当に今まであった経験談をしてごまかした(笑)。が、二度ほど「他には?」ともっと何か言え、という風に促された。確かに私は押しが足りないのだろう。オーストラリアンならこんな時、面接官がストップをかけるほど話し続けるのだろう。しかしそこまで演技するほど、この(あるかどうかもわからない)仕事が欲しいと思っていないのだから仕方がない。ムダなエネルギーを消耗したくないのだ(笑)。最後の質問時間もそこそこに、私は会場を去った。まあ、いい練習だった、とは思った。今度もっと大事な面接の時にはちゃんと喋るようにしよう。
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