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ケビン・ラッドの大勝利で新しい光?

以前、「中国語ペラペラ」な労働党の党首ケビン・ラッド氏について書いたが、彼が昨日、首相に決まった。
オーストラリア総選挙、労働党が11年ぶりに政権奪回

十一年間教育を放置し、予算を削り続けてきたハワード政権に比べ、ラッド氏は既にハイスクールの子供達にインターネットアクセスへの援助をする政策等を挙げている。又、外国語教育、特に中国語、インドネシア語、日本語といったアジア言語教育の重要性も以前から押してくれている!

ラッド氏は五十歳。十一歳の時父親をなくし、苦労をしたらしい。大学時代は中国語と中国史を専攻。子供三人。奥さんはビジネスウーマンでリッチ(!)。昨日のスピーチでは「今までの色々な分野での対立は忘れて、一丸となって問題解決に向かって行こう!」といった主旨を述べた。経済的に好調だ、とそればかり言われつつ、一向にそんな恩恵の感じられない生活だったが、やっと希望の光が射してきたオーストラリアだ。

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消えてゆく人々

「もしもし?コンピュータールームを開けて欲しいんですけど…」いつも通り、昨夜、オフィスの電話で警備係に電話をした。コンピューターの部屋は、今まで何回か窃盗があったので、常にカギがかかっている。授業中、コンピューターを使って学生にちょっと自習をさせるので、私は毎回こうして電話をかけなくてはならない。が、通常、向こうは学校の名前で出るのに、今回は個人名で答えたのが少しひっかかった。そしてやはり鍵を開けにきた警備係のおじさんは、いつもと違う人だった。ドアを開けてもらい、「サンキュー」と礼を言うと彼が一瞬じっと私を見た。「ロバート、知ってるだろ?」「は?」「いつも帽子をかぶってる小柄な警備係だ。」「ああ!」いつものあのおじさんのことか。名前は知らなかった。「それが何か?」「彼、亡くなったんだよ。」「ええっ?」「心臓発作でね…59歳だった…」呆気にとられている私をそのままに、彼は「じゃあ…」と去っていった。

ロバートさん、というのか…今頃になって私は彼の名を知った。もう一人の警備員だと電話して十分、二十分、ひどいと全く来ず、「あのぅ、さっきお願いしたんですが」とまたかけ直ししたりしていたのだが、ロバートさんになってからは必ず1、2分で来て開けてくれた。私はひそかにもう一人の怠慢なおじさんが戻って来なければいいな、と思っていた。ドアを開けてもらって礼を言う、ただそれだけのおつきあい。最後に開けてもらったのは先々週だっただろうか。人の命とはあっけないものだ。結婚していたのだろうか。子供は?…そんなことまで気になり出した。

そういえば、先月、豪州の携帯電話ビジネスで億万長者となったトルコ出身のビジネスマンも42歳だったと思うが心臓発作で急逝した。日課としていた朝の散歩中だったそうだ。みんな、長寿を前提に何歳までに家を建てるとか部長になるとか人生計画を立てるのだろうが、本当はなんにも保証がない。億万長者でも一介の警備員でも全く無差別に、消える時は消えてしまう。人生って何なんだろうと思ってしまう。私はもう一度ロバートさんにサンキューと言いたかった。

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もしも世界が100人の村ならば(動画)

Show & Tell

残念なことだが、二年生、三年生のクラスでも、いざ会話をさせてみると愕然とするくらい話せないことが多い。自分の指導力不足も反省しているのだが、コースや教科書自体が読み書き中心過ぎるのも一因だと思う。結果的に「日本人の英語」と同じ状態になっている。読み書きならなんとかできるが、質問されたらチンプンカンプン、話そうとすると緊張とパニックで言葉が出て来ない。

大体「今日は教案スカスカだな」と思いつつ教室に行っても、なんだかんだで時間が足りなくなることのほうが多い。時間が余ったら聞き取りをやろう、とか会話させよう、とか思っていてもできなくなってしまうのが常だ。やはり、教科書にリスニング、スピーキングが入っていないと忘れたり後回しになったりしがちなのである。

CD付きの教科書も多くなったが、もっともっとアチコチに聴解問題を入れてほしい。モデル会話のところだけでなく、読み書きと同等量の聞き取り練習が必要だと思う。そして、聞き取りよりもっと難しいのが話す練習だろう。教師と個人的な練習は時間的になかなかできないし、かといってペアワークにしても「う〜〜ん、え〜〜、あぁ〜」と言って考えている学生のお相手をするのは忍耐が要り、特にできる子には時間のムダでもある。もっと何か工夫をせねば、と思う今日このごろなのだが、今度のスピーキングテストは英語圏の小学校などでよく行われる"Show and Tell"スタイルにしてみた。学生に何か自分の好きな物を持ってこさせ、一対一でそれについて話させる。勿論教師も会話スタイルでそれについて聞き出す。先日リハーサルをしたのだが、時計、携帯、本、手作りのベスト、ゴジラの人形(!)などいろんな「お気に入り」で教室が溢れた。自分が大好きな物についてなら「話したい」欲求があるはず…だがリハーサルではまだまだ言いたいことが思うように言えない学生が多かった。果たして本番はどうなることやら。

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