言葉の魔法 パート3
拉致問題で北朝鮮との交渉が行き詰まっているようだ。北朝鮮代表と日本代表、密室で一体どんな会話が交わされているのだろう。「拉致した」「いや、してない」「対話が必要だ」「いや、必要ではない」「未解決だ」「いや、もう解決している」。こんな風にぐるぐると空回りしてしまうのは、政治家でなくともよく陥る状況だ。「◯◯ちゃんがボクのこと叩いた」「叩いてないよ!」とか、「なによ、他の女の子とばかりいちゃいちゃして、バカ!」「やきもちやくなよ、ブス!」とか(笑)「ああ言えばこう言う」で全く解決に向かって進まない類のやりとりだ。もし問題解決が目的ならばこのサイクルをなんとか破らなくてはならない。その為には相手と自分が目指すゴールを明確にし、その共通点を見つけ出す必要がある。それは「今のこの状況はお互い望ましくないですよね。だからなんとか変えていかなくてはいけませんよね。」といったことだけでもいい。いつまでも空回りしているのは誰にも利益がないばかりか損失でもある。「私はこういう風にしたいと思うんですけど、あなたはいかがですか。」意見や反論が出たら「私は今あなたがおっしゃったことを◯◯という風に解釈したんですが、それは正しいでしょうか。」…こんな風に確認をとりつつ会話に方向性を持たせていく。問題解決学で重視されることだが、政治家の先生方はご存知であろうか。ちょっと不安になってしまう。
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