とにかくここ数年、なんらかの障害を持った学生が増えているように思う。去年は自閉症のC君に一年中振り回されてしまったが、彼のように誰が見てもはっきりわかる障害はまだいい。M君のように見えない障害があり、その上このようにコースの終わりになって知らされたり、または知らされないままだったりすると、正しく学生を評価したり、又は与えるべきサポートを与えられないこともある。M君と同じクラスに中年の男性がいて、私が当てる度に手が小刻みに震えているので随分アガる性格なんだな、と思っていたのだが、ひらがなの宿題を提出してもらったら、字もブルブル震えていた。が、彼は最後まで自分の症状について打ち明けてくることはなかった。
他にも今まで車椅子の学生(毎回彼女も黒板まで来て書けるよう机や椅子を大移動)や視力障害のある学生(拡大したワークブックを特別にコピー)、脊髄の病気で座ることができず激痛の発作がある学生(一番後ろに立ったまま受講、痛みに伏していても数分で回復するので授業を中断しないでくれと言われた)、等々色々な状況に対応してきた。このような学生達のガッツを見ると、中年太りで記憶力低下に悩む自分がいかに幸運かを実感するのである。
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