すると意外にも四週めに彼女が教室に現れた。いつも通り他の学生が到着するよりずっと前に来て一人ポツンと座っている。私の驚いた表情を読み取ったのか、彼女はこう言った。「仕事が忙しくてあんなに休んじゃったからもう挽回は無理だと思って来ないつもりだったんです。でもある日職場にクラスメートのBさんが急に訪ねて来て、宿題を手伝ってあげるから、と家まで招いてくれたんです。そしてものすごく一生懸命教えてくれました。しかもご馳走まで作って待っててくれて感激しました。私はもうクラスに戻る気はないなんて言えなくなりました。」Bさんというのは韓国人の女性で常にクラスで一番。この二人は隣り合わせに座ることも多かったが、BさんがそこまでKさんを気にかけていたとは想像していなかった。
私は自分がちょっと恥ずかしくなった。やはり連絡をすればよかった。BさんのおかげでKさんは宿題も提出し、期末試験もやり遂げた。成績はやはり合格点ではなかったが、本人が希望するならば次のレベルに行くことも可能なシステムだ。私はBさんの思いやりに心から感謝した。やはりいくら才能がない生徒でも最後まで完走する手助けをしなくてはいけないのだ。来年はこれを忘れずにいようと思う。
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