「不惑」の四十代というけれど最近確かにそうかなっ、とも思う。非常勤であちこちで働いていると色々な職場を見るが、皆が和気あいあいでハッピーな職場、なんていうのはまあ見たことがない。どこにでも嫌な人、うるさい人、難しい人はいる。(またはこれらすべてが同一人物の場合も…苦笑)。ゴシップがないところも残念ながらない。嫌味を言われることも、なんだか見下されてるなあ、と感じることもある。が、最近の私はそういうのってあんまり深刻に受け止めない。食べていく為に仕事は要るけれど、でも仕事だけにすり減らされる人生はごめんだ。悪いけど私、ここの職場以外の「ライフ」があるんですよ。職場はここだけじゃないし、家庭だってあるし、一人でこんなふうにぶちぶちブログ書くのだっていまや私の人生の一部。まあそれなりに仕事にも力は入れてるつもりです…が、常にあなたの為だけに働くことだけを期待しないで下さいな。別にあなたがどう思おうとかまわないよ。どうしてもここが嫌になったら辞めることだって出来るんだもの。そうしたらもうあなたは私の人生の一部ではなくなるってわけ。
しかし若いころは、というかついこの間まではこんな風に割り切れなかったよな…誰かにちょっと嫌なこと言われたら悩んだり落ち込んだりしてたよなって、そう思う不惑の日々はなんだかちょっとワクワクなのだ。
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不惑の日々
「癒し」のショッピング
オーストラリア(又は多くの外国)に来た日本人が一番最初に遭遇する異文化ショックは買物の時なのではなかろうか。まず店に入った時に「いらっしゃいませ〜!!」のコーラスがないし、「敬語」で又は「態度」で、お客様扱いされることはめったにない。英語には敬語なんかないから仕方ないじゃん、と言えばそうなのだが、それでも場所によってはSirや Madamといった呼称で敬意を表すこともある。ボディランゲージだってスマイルがあるのとないのでは大違いだと思うのだが、つっけんどんなことが多い。
日本で英語を教えていた豪州人の友人がシドニーの一流デパートでこんなシーンを目撃した。日本人女性(二人連れ)が店員に向かって「プレゼント、プレゼント」と言っている。店員「ええ、こちらでしたらプレゼントに最適ですわよ。きっと喜ばれますわ。」つまり、お客は贈答用の包装を期待しているのだが通じていない。友人は仕方なく店員にその旨を説明。店員「へえ!そういうことだったの。アナタ、よくわかりましたね。」
こちらでは贈答用と言ってもリボンをつけてくれるわけでなく、店名も何も入ってないビニール袋にボンと入れて渡されるのが普通だ。(クリスマスの時だけは包装のサービスコーナーが設けられるが…。)
さて買物を済ませ店を出て行く時も「ありがとうございました〜っ!」のコーラスはない。一人寂しく誰にも気づかれずに店を後にする、といった感じ。
それに比べて日本では大抵「お客」だというだけで丁重なサービスを受ける。どんなに若かろうが、無職だろうが、学歴がなかろうが、「お客」となった途端に何か偉い人のように扱われる。そこで思うのだがこれはある意味の「癒し」なのではなかろうか。精神的にちょっとでも持ち上げてもらって、人間悪い気がするわけがない。あなた様は大切なお方です、というメッセージを送られるのはちょっとしたヒーリングになるはずだ。しかし本来はこのメッセージは自分が自分に送るべきなのではないかと思う。自分で自分の価値に気づくこと、自分のよさを認識すること…それは謙遜が美である日本文化では難しいかもしれないが、誰にも「持ち上げて」もらえない海外在住の日本人には欠かせない自家製癒し法だ。
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こちらでは贈答用と言ってもリボンをつけてくれるわけでなく、店名も何も入ってないビニール袋にボンと入れて渡されるのが普通だ。(クリスマスの時だけは包装のサービスコーナーが設けられるが…。)
さて買物を済ませ店を出て行く時も「ありがとうございました〜っ!」のコーラスはない。一人寂しく誰にも気づかれずに店を後にする、といった感じ。
それに比べて日本では大抵「お客」だというだけで丁重なサービスを受ける。どんなに若かろうが、無職だろうが、学歴がなかろうが、「お客」となった途端に何か偉い人のように扱われる。そこで思うのだがこれはある意味の「癒し」なのではなかろうか。精神的にちょっとでも持ち上げてもらって、人間悪い気がするわけがない。あなた様は大切なお方です、というメッセージを送られるのはちょっとしたヒーリングになるはずだ。しかし本来はこのメッセージは自分が自分に送るべきなのではないかと思う。自分で自分の価値に気づくこと、自分のよさを認識すること…それは謙遜が美である日本文化では難しいかもしれないが、誰にも「持ち上げて」もらえない海外在住の日本人には欠かせない自家製癒し法だ。
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仮面ライダーのすすめ
一つのコースが終わった。が、最終回の簡単なテストの出来は今までで最悪だった。確かにもうレベルは中級であり内容はぐっと難しくなってきているのだが、テストに出る問題の内容は予測しなくていいほどヒントを与えておいたので、結局できなかったのは「勉強してない」ことが理由なのだ。しかし生徒達が成人であり、どちらかというと「趣味」のコースなのできついことは言えない。毎日働きながらの勉強だから仕方がないといえば仕方がない。
それにしてもこの日は何度も大あくびをしている人や、目が完全に宙に浮いている人がいたのでこちらもやる気をなくしてしまった。生徒のやる気がないから先生もやる気がなくなるのか、先生がつまらないクラスをしているから生徒のやる気がなくなるのか…もうこれは「卵が先か鶏が先か」…。
しかし考えてみると最終日だったのだからもっとゲーム的なことをすればよかったと後悔している。一つのコースが終わって次のに申し込もうかどうか、という時にはやはり最後の授業の印象で左右されるのではなかろうか。たとえ第一回から九回までがよくても第十回がつまらなかったら続けない人が出て来る可能性がある。そういう意味で最終日の重要さを実感させられた。やはり一日も気を抜くことはできないのだ。
必修コースでとっている学生達に教える時はどんなに厳しくしても資格欲しさについてくるのだが、趣味のコースで教える時は続けてもらう為に「厳しさ」も変えなくてはいけない。でも私という同じ人間が教えているのだから、キャラのすり替え(?)が難しい。ビシバシいくか、ふんわりやさしくいくか、「ヘン〜ッシン!」と気合いを入れてから教室に入らなくてはいけない気がする。
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しかし考えてみると最終日だったのだからもっとゲーム的なことをすればよかったと後悔している。一つのコースが終わって次のに申し込もうかどうか、という時にはやはり最後の授業の印象で左右されるのではなかろうか。たとえ第一回から九回までがよくても第十回がつまらなかったら続けない人が出て来る可能性がある。そういう意味で最終日の重要さを実感させられた。やはり一日も気を抜くことはできないのだ。
必修コースでとっている学生達に教える時はどんなに厳しくしても資格欲しさについてくるのだが、趣味のコースで教える時は続けてもらう為に「厳しさ」も変えなくてはいけない。でも私という同じ人間が教えているのだから、キャラのすり替え(?)が難しい。ビシバシいくか、ふんわりやさしくいくか、「ヘン〜ッシン!」と気合いを入れてから教室に入らなくてはいけない気がする。
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C君、爆発!
先日、自閉症のC君が爆発してしまった。それは一人ずつスピーキング・テストの練習をしていた時。待っている生徒は自習スタイルで準備していたのだが、C君の独り言が段々耳につくようになってきた。「こんな言葉、見たこともない!」「わからないっ!」「だめだっ!こんなんじゃテストに落ちる〜っ!」…とうとう顔を真っ赤にして叫びだした。彼は自分自身に腹を立てているのだが、その怒りが大声になってしまうので、まるで回りにいる人間を罵倒しているかのように聞こえる。クラスメートは呆然。私も「落ち着きなさい!」と言いつつどうしたら一番いいのか見当がつかなかった。「わからないならヘルプしてあげるから、知らない言葉を書き出しておきなさい。叫ぶ必要はありません。」「でも!だって!全然わからないんだよーっ!全くわからないんだーっ!」
皆が帰ってから話すことにした。まだ興奮で手をがたがたと、まるで自分のものではないかのように震わせている彼。が、話してみると彼の弱点がわかってきた。テストは買物のロールプレイで、カードに書いてある指示に従って買物をするという設定なのだが、例えば「高くも安くもないワインを買うこと」と書いてあると、C君は「高くも安くもないワインを下さい。」と言おうとしてしまうのだ。が、勿論そんな言い回しはまだ教えていないので「わからない」不満が募ってしまう。「ねえ、C君、こんな指示の時は直訳しないで、まずは店員に値段を聞けばいいのよ。そしたらどのワインが中くらいの値段かわかるじゃない?英語で買物する時だってそうでしょ。最初っから全部条件を言わなくても店員さんとのやりとりで決めたり、決まっていったりするじゃない?」「で、でも…ボク、英語でもまともに買物できない…。」うつむいたまま又ぶつぶつ言っている。そして突然「ねえ、先生、日本にも精神障害の人って多いの?何人くらいいるのかな?」「さあ…。はっきりした数字はわからないけれど、勿論そういう人もいるわよ。でもどうして?」「もし、あんまりいないならさ、僕なんかが急に行ったら、変に思われるだろうと思って…。」その後彼はまたぶつぶつ独り言のように、いままで口に出してではないが何かと差別を受けたことに対する怒りを連ねていた。彼が今まで味わって来た、そして今も味わっているだろう孤独感は自分の想像をこえたものであるに違いない。そんな時彼の携帯が鳴った。今日は誰かが迎えに来てくれるのだと授業前に言っていた。「もう誰か来てくれたの?」"Yes, my mother's husband." …継母ならぬ継父か。まあこちらではタブーな感じはないけれど、でもやはり複雑な家庭の事情もあるのかもしれない。
最近やっとたまにクラスメートがC君に声をかけるようになってきていたのに、今日のことでまた皆が遠ざからないかが心配だった。幸い例の「苦情おじさん」をはじめ数人は早退していたのだが…。「C君、じゃあ、覚えたほうがいい表現にはマルをしたから、これを勉強するようにしてね。あとは心配しなくていいから。」「はい」、といつものように教室のドアを出てからペコンとお辞儀をしてC君は帰っていった。お辞儀をして帰っていくのはクラスで彼だけなのだ。C君、あなたは本当に素晴らしいものをいくつも持っている。それに気づいてもっと自信を持って生きてほしい、と切に願った。
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最近やっとたまにクラスメートがC君に声をかけるようになってきていたのに、今日のことでまた皆が遠ざからないかが心配だった。幸い例の「苦情おじさん」をはじめ数人は早退していたのだが…。「C君、じゃあ、覚えたほうがいい表現にはマルをしたから、これを勉強するようにしてね。あとは心配しなくていいから。」「はい」、といつものように教室のドアを出てからペコンとお辞儀をしてC君は帰っていった。お辞儀をして帰っていくのはクラスで彼だけなのだ。C君、あなたは本当に素晴らしいものをいくつも持っている。それに気づいてもっと自信を持って生きてほしい、と切に願った。
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So where the bloody hell are you?
オーストラリア観光局が又世界的なPRに乗り出した。が、そのキャッチフレーズがイギリスでは放送禁止になりそうだったとかでちょっと話題を呼んでいる。そのフレーズというのは"So where the bloody hell are you?"。"Bloody"というのは文字通り「血まみれの」、"Hell"は「地獄」という意味もあるが、このフレーズのbloody hellは、ののしりのコトバである。だから英国にいい顔をされなかったのだろうが、日本では日本で、「翻訳不可能」とされてしまったそうだ。今ネットで日本語版を見てみたところ、「ビールは買ってあるよ」「ラクダはシャンプーしておいたわ」「ビーチの場所はとっておいたわ」などと豪州人がお客さんを迎え入れようと準備している場面が翻訳されているのだが最後のキャッチフレーズだけ英語のまんま。(*なぜか映像が最後の数秒だけ止まってしまうので違ってたら教えて下さい。他の画面では「で、なんでオーストラリアに来ないの?」になってますが…)が、この"So where the bloody hell are you?"には、親しい友達に「こんなに準備して待ってるのに、一体どこにいるのよ〜?早く来てよ〜。」というフレンドリーなメッセージが込められているのだ。このBloody にオーストラリア特有のユーモアと親しみが感じられる。Bloodyは勿論、怒りをぶつける時などBloody idiot! (大バカ野郎!)というふうにも使えるのだが、日本語では英語のSwear words(ののしり言葉)に相当するものがあんまりないので、特にこのようにひねった使い方をされると訳しようがなくなってしまうのだろう。でもまあ考えてみると世界各国で色々な言語に訳した上でするキャンペーンにこんな訳しにくいフレーズを採用してしまったのもbloody stupid. (失礼 ー 笑)ニュアンスがわかる人にはBloody good CMなんですがね。
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Australia CM
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