手紙・ハガキの書き方
随分ブログをさぼってしまった。実は前エントリーの続編が書きたくなるほどいまだにあちこちの職場でゴタゴタが繰り広げられているのだが、今日はそういうグチはやめて授業のことを書こう。(そう、授業に関するグチ ー 笑)
昨日の授業は「手紙・はがきの書き方」という一日オンリーのトピックだった。というのはそれに続く「作文」が日本のペンフレンドからの手紙を読んだ上で返事を書く、という設定なので、どうしても教えておく必要があるのだ。教科書を見ると決まって「拝啓」「前略」「敬具」などという例が出ているが、私は今まで一度も(ビジネスレターの類を除いて)そんな改まった手紙を貰ったことはない。だからこういった表現は紹介程度にすることにしている。
ただ、教えたのは宛名を書く時に相手の名前が真ん中に来るように、大きめに書くこと、大体手紙に使われる「安否の挨拶 ー 主文 ー 結び」の構造といったことだ。 そして練習に季節外れではあるが「年賀状」を書かせる。しかし、あれほど「宛名は真ん中にくるように、大きめの字で」と言ったのに、見て回ると自信のなさそうな小さな字がしかもずーっと左に寄って書かれている。私のコミュニケーション力が足りないのか、又はただ学生が聞いていないのか、これはよく悩むポイントだ。英語でも言っているのだからコトバでの誤解はないはずなのだが…。しかし文字のきれいさ、バランスなどでダントツだったのはなんと自閉症のC君だった。彼はグラフィックデザインのコースもとっているとのことで、さすが〜。「謹賀新年」もマルチカラーで書いてある。しかも大きくするべきところでは大きく、小さくするべきところでは小さく書いてある。皆と違ってちゃんと私が言ったことを聞いてたってことですね(笑)。(彼はなんだかそういう律儀なところがあるように思う。教室では飲食禁止と言うとドアのすぐ外の床にぺたっと座って夕食を食べていたりするのだ。)
コトバそのものでなく、字の大きさや名前の位置づけなどで尊敬や謙譲を表す日本語の手紙。それはれっきとしたしたカルチャーであり、一回の授業ではとても教えきれないトピックなのであるに違いない。
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