ようこそ!

- Information -

著書「日本語教師の卵に贈る 海外での日本語の教え方 裏ワザ集」(電子本-でじたる書房で発売中!
これから海外で教える方必読!E-bookなのでダウンロードしてすぐに読めます!


-- E N D --
.
.

プロフィール

平(たいら)和(かず)

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリー






 





悠々自適スローライフ

もう2006年の十二分の一が終わってしまった。シドニーハーバーでの花火もまるで遠い昔のことのようだ。仕事も少しずつ始まってきている。今又時間に束縛される生活に戻ってみると、「スローライフ」というコトバに魅かれる。昨今よく目にするこの言葉、もともとはイタリアで「Fast Food」 の逆の「Slow Food」というコンセプトができ、そこから「Slow Life」という単語とコンセプトも生まれたらしいのだが、日本語で言うなら悠々自適、我が道を行く、であろうか。夏休みの自由気ままな生活を味わってしまうと、もうファストライフに戻りたくない!という気持ちになってしまう。

そう言えば、こちらで会社勤めをしていた時にジョンさんというおじさんがいた。彼はまあ「何でも屋」とでもいうのか、駐車場の掃き掃除をしたり、机の上に棚を作ったり、いわゆる雑用が彼の仕事だった。しかしいつも礼儀正しく笑顔で挨拶をしてくれ、その温厚な人柄が私は好きだった。ある日たまたま従業員専用の入り口まで一緒に歩いている時、ジョンさんは「僕はね、日本に行ったことがあるよ。」と切り出した。「へえ?休暇か何かで?」「いや、出張だったんだ。」出張?なんで雑用係が出張するの?と内心驚いていると「日本のショッピングセンターを色々と視察したんだよ。前の仕事でそういうことをやっていたのさ。」話を聞くと彼は前の会社では相当高い地位にいた人らしい。ではなぜ今雑用係をやっているのだろう?リストラで首でも切られたのだろうか。が、彼は今の仕事を心から楽しんでいるように見える。「スローライフ」という言葉はさすがに出てこなかったが、聞いてみるとどうやらそれは彼の選択らしかった。ゆっくり自分の好きなことをすることに決めてしまったようなのだ。こちらの新聞で、彼のように「必要最低限の収入以上は稼がない主義」の人がいることを知った。もっとも物価の高い都会にいると「必要最低限」が結構な金額だからあえて田舎に越して実行する人もいるようだ。

もうすぐ今年前半の仕事のスケジュールが決まる。毎年この季節は十分な仕事があるかと気を揉み、貰える仕事は多いほど嬉しいのだが、今年はなぜかどうでもいいように思える。仕事があまりなければ私もスローライフを実行するいい機会になるだろう、などとお金の心配をすっかり忘れて夢見てしまうのだ。


NEW! FC2ブログランキング!
FC2 Blog Ranking