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『お箸の国」の秘密の帳簿

今日Moni Lai Storz というマレーシア生まれの中国人が書いた"Dancing with Dragons"という本を読み返してみた。「義理」に関して面白いことが書いてあったのを思い出したからだ。彼女は中国、韓国、ベトナム、日本を「お箸の国」として一つのカルチャー・グループとして扱っている。そして「意識的にであれ、無意識的にであれ、お箸の国の国民は義理の帳簿を抱えている。そしてその帳簿に好意の貸し借りを記入し続ける。その好意が積み重なるにつれて人間関係もさらに密接なものになっていくことを確実にする。」と分析している。
   
   豪州および他の西洋諸国で、これが同じレベルで行われないのは、一般に人間関係が短期であることが原因なのかもしれない、とふと思った。昨日ご近所の話をしたが、こちらの人はどんどん引っ越す。お隣さんもお向かいさんも何度も変わる。職場にしたって、上司は社員が三年いてくれたなら、まずまず満足だ、という調査結果を読んだことがある。つまり好意の貸し借りで人間関係に「投資」する意味がないのかもしれない。