異文化トピックからちょっと休憩しようか。日本語教師の収入について知りたい方がいるようなので、今日はそれについて話そう。相場というと、人に聞いた話も入っているが、大学で時給80−100ドル(現在1豪ドルは85円くらいなので、約6800円〜8500円程)、専門学校で50−65ドル(4200〜5500円)、コミュニティーカレッジで40ドル(3400円)くらいのようだ。プライベートだとまあ15ドルから50ドル(1200〜4250円)くらいまで幅がある。(以上シドニーでの話。シドニーは一番物価が高い都市であり、他の都市や州では異なるかもしれない。)常勤講師になれれば、少なくとも年俸4〜6万ドル(三百四十万〜五百万円)くらいは貰えるだろうが、現在それは狭き門だ。(というか、求人自体がほとんどない。)
けっこういい、と思われる方もいるかもしれない。が、非常勤の場合、一年52週間のうち、実際教えられるのは通常約26〜36週間。なので年間平均を出すと急に半分近くまで下がる。それに、オフィスワークと違って、毎日九時から五時まで教えるわけではない。一日二時間から、多くても六時間だろう。そして勿論授業準備、採点、生徒からの問い合わせへの対応など授業時間外の労働がある。
なんとか生計を立てるには数カ所でフリーランスをすることになる。これは一長一短で、まあ掛け持ちをしている限り完全失業は避けられる。それと「どこにいっても上の人間(教えていない人達)というのは現場のことがよくわかっていないんだなあ。」といった悟り(?)が開け、受容する気持ちが出てくる(苦笑)。しかし憂鬱なことも多い。例えばオフィスごとのゴシップに巻き込まれるので、各職場の誰かから「ちょっと〜!聞いてよ〜!どう思う〜??」などと毎日のように電話がかかってくるのは非常に疲れる。又給料や年金に関する手続きも、すべてが職場の数だけ繰り返される。学期の始めはスケジュールの調整がある。貰えそうなクラスをすべてスケジュールに収めるのは一苦労だ。クラスがあるかないかはぎりぎりまでわからず、例え一度始まっても生徒の欠席が増えてくるとキャンセルされたりもするので常にハラハラドキドキして過ごす。収入は毎年増えたり減ったりするので、銀行からお金を借りようとしてもなかなか難しい。あ〜、こう書いてみると経済面ではやっぱり短所のほうがずっと多い!これから日本語教師を目指す方は、覚悟なされ。
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