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平(たいら)和(かず)

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違うからこそ面白い

先日、久しぶりに面白いテレビ番組を見た。「インターフェイス"Interfaith"運動」というものについてだ。これは現在世界各国の色々な宗教のリーダー達が「他の宗教について学ぼう」という運動をしている話だ。これ、ちょっと意外ではありませんか?宗教関係の人達というのはなんだか自分の宗教が一番で、自分の信ずる神以外は嘘っぱちで、ただただ自分の世界にどっぷりつかっている…少なくとも私はそんなイメージを持っていたのだが…。そして驚くことにこの運動の発端は今から百年以上も前、1893年にシカゴで開かれた"Parliament of World Religions"という集会で、あるインド人が他の宗教と交わり理解するのを提案したことにあるという。もっとも当時は今のように通信が発達していなかったから、彼の発言に感動した参加者達もいったん自国に戻ったらそれ以上外国にいる参加者に連絡をとるのは困難だったことだろう。が、今、私達はそれが容易にできる時代にいる。

番組ではアメリカのカトリック教会に、日本の神道のグループが招かれ、教会内で神道儀式をする模様が紹介されていた。そしてその後、今度はその教会代表が日本に招かれ、神社の中で儀式を行った。又、インターフェイスのメンバーは数年に一回集まるのと共に、世界の「トラブルスポット」を訪ね、現地の人の意見に耳を傾け、解決策を思案する。

今まで歴史では宗教が原因の戦争が繰り返されて来た。そして今もそれが続いているだけでなく、悪化しているとさえ言える。そんな中でこの運動は歓迎されるべき変化だと思う。そしてその根本は異文化理解と共通するものが多い。

次回のインターフェイス集会は2009年に豪州メルボルンで開かれるのだそうだ。メルボルンが選ばれた理由が挙げられていた。

Focuses on harmony, not unity 単一化でなく「和」に焦点を当てている

Convergence, not consensus 合意でなく歩み寄り

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中国語習得に540万円投資した政治家

二ヶ月ほど前、オーストラリアの政治家アマンダ・ヴァンストンが中国語の習得に540万円相当(新聞によって違うが300ー700万円)を投じたことが「税金の無駄遣い」だと批判された。その中で一つだけポジティブなコメントを見つけた。シドニーモーニングヘラルド紙のマイク・カールトンによる記事では「540万円つかって何が悪い?今、政治家で、外国語で食べ物の注文ひとつできるヤツはいないじゃないか。我が国ではアジア言語を無視しすぎている。それなのに軍事には巨額なお金をつかっている。つまりアジアに爆弾は落とせても話はできないってことか?」と反撃していた。彼のもとにはアジア言語教師から現状のひどさを訴えた手紙がよく届くらしい。

ハワード政権になってからの十年余り、アジア言語だけでなく教育全般が無視されてきたと思う。十年!十年前、小学校に入った子はもうじき高校を出ることになる。つまり一つの世代がほったらかしの教育現場で育ったということだ。今年の選挙で政権交代のチャンスが訪れるが、最近になってハワード首相が"Education"という言葉を口にしているのを初めて耳にした。もう手遅れだ。ハワード政権中オーストラリア経済は発展したとアナタは誇るが、それは銀行にお金を貯める為、子供を学校に送らなかった父親のようなものだ。

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クリスマスに想う

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チャールズ・R・ジェンキンス (2006/09/22)
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ある生徒が日本に休暇に行った時この本を買って来ておみやげにくれたのだが、時間がなくてつい先日までほったらかしてあった。急に読むことにしたのは、その生徒から「あの本、どうでしたか?面白かったですか。」というメールが来てしまったからで、慌てて二日ほどで読んだ(苦笑)。

北朝鮮の拉致問題については勿論こちらでもNHKニュース等で見て知ってはいたが、外国にいると特にこのような事件は「ただのニュース」にとどまってしまい、なかなかリアルな内情までは伝わって来ない。が、ジェンキンス氏の淡々とした語りに引き込まれ、二日で読み上げるのは全く苦ではなかった。

この本を読んで私は拉致事件はおろか、北朝鮮という国の実情についても無知同然であったことを実感した。貧困、飢餓、寒さの上に言論の自由もなく、定期的に自分の落ち度を並べる「自己批判」を強制され洗脳される。長年北朝鮮に暮らし続けたジェンキンス氏は人を殺したいような衝動にかられることがあったというが、それも無理ないと頷いてしまうような拷問のような生活だ。そんな国で骨を埋めなくてはならないことが「100パーセント確実だった」というジェンキンス家だが2002年9月17日に信じがたい奇跡が起こる。絶望から希望へ…どんな人生にでもチャンスは起こりえる、ということにノンフィクションならではの感動をおぼえた。そして、自分たちの暮らしは厳しかったが、それでも北朝鮮の一般市民よりは幸運であったというジェンキンス氏の言葉に、ついこの間誰かから回ってきたメールを思い出してしまった。英語だったが確かこんな内容だった。「洗濯物がたまっていて嫌だなあ、と思う。でもそれは着る服があるから出来る悩み。屋根に落ちた枯葉の掃除が面倒だなあ、と思う。でもそれは住む家があるから出来る悩み…。」

ps
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